肘部管症候群(チュウブカンショウコウグン)

特徴

肘の関節を曲げたままで仕事をする人や、大工など振動工具を長年使っている人に多くあらわれる症状で、肘から小指と薬指にかけてしびれ、感覚が何か変だという様な知覚障害があります。また、字が書きにくい、キーボードを使いにくい、物を落とすといった様な運動障害を伴うこともあります。ひどくなると、手のひらの小指側の筋肉が落ち、手のひらに溝ができてしまいます。さらに進行すると、指先がかぎ型に曲がってしまい、特に小指と薬指が伸びなくなってしまうこともあります。

当院での施術

肘内障(チュウナイショウ)

特徴

2・3歳くらいから、小学校高学年までの子供に起こる疾患で、「子供の腕を引っ張ったら、腕が抜けてしまった」と言われるものです。負傷すると、腕がブラブラして腕があげられなくなり、触るととても痛がります。これは、小さな子供によく起こる独特の脱臼です。正確には、脱臼というよりも外れかかった状態といった方が良いかもしれません。反復性のあるものなので治療も大切ですが、お子さんがボーッとしている時にいきなり手を引っ張らない様にして、一声かけてから引っ張る様にしてください。

当院での施術

へバーデン結節(へバーデンケッセツ)

特徴

中年以上の女性にしか起こらない、加齢に伴ってみられる変形性関節症の一つです。手の指の第一関節が腫れ・痛み・爪が変形しいき、変形が進むと突き指か骨折でもしたかのように曲がってしまいます。個人差はありますが、数年のうちに変形は止まり変形してしまえば痛みは楽になります。第一関節以外に広がるようなことはなく、もし第2関節まで痛む場合は関節リウマチが疑われます。

当院での施術

バネ指・弾発指(バネユビ・ダンバツシ)

特徴

手をよく使う中年以上の女性の親指・中指・薬指に発症することが多く、指を伸ばすと戻らなくなったり、伸ばしてしまうと曲げられなくなったりする疾患です。別名、弾発指(ダンパツシ)・スナッピングフィンガー・狭窄性腱鞘炎(キョウサクセイケンショウエン)・肥厚性腱鞘炎(ヒコウセイケンショウエン)とも呼ばれています。原因は、指の使いすぎだといわれています。

当院での施術

ドゥ・ケルバン病

特徴

20代~50代の女性の妊娠時・産後・更年期、美容師など手をよく使う方に多い手首の親指側の腱鞘炎です。発症すると、痛みのためにタオルを絞るような動作がつらくなります。手首の親指側にあるトンネル状の腱鞘の中にある腱の動きが、使いすぎによりスムーズでなくなり、炎症が起こって痛みや腫れを生じます。腱鞘炎の中でもこの症状が多い為、特別に名前までついています。

当院での施術

手根管症候群(シュコンカンショウコウグン)

特徴

親指から中指とてのひらに、焼けるような激しい痛みとしびれが生じ、感覚が低下してしまいます。手首のしわの部分を叩くと痛みが指先に放散したり、夜間痛みのために目が覚めるといった症状がでて、手を振ると痛みが軽減します。進行すると、母指の付け根の筋肉が痩せ、親指を小指に近づけにくくなります。手をよく使う50代の女性に多く、手首の関節にある管の中を通る神経を、筋肉の腱が太くなることにより圧迫することで症状が現れます。

当院での施術

尺骨管症候群 [ギヨン管症候群](シャッコツカンショウコウグン[ギヨンカンショウコウグン])

特徴

大工さんなど、物を強く握りしめることの多い仕事を行う男性に多く、手の薬指と小指とてのひらがしびれ・痛み・感覚が薄れていきます。進行すると、手や肘に痛みを伴ったり、小指側の筋肉が痩せ、厚みの薄いひらべったい手になり、細かい手指の動作がしにくくなり、握力が落ちてしまいます。頻繁に繰り返される外傷、脂肪腫、ガングリオンにより神経を圧迫することが原因で症状が現れるといわれています。

当院での施術